ロールズ
ロールスロイス(RR)は昨日6月19日、ハイブリッド電気飛行専用に設計されたまだ名前のない小型ガスタービンエンジンの試験を開始する準備ができていると発表した。 RRによると、ターゲット市場には、都市部のエアモビリティ用の電動垂直離着陸(eVTOL)航空機や、最大19人乗りの地域向け「コミューター航空機」が含まれるという。 ガスタービンエンジンは、開発中のタービン発電機システムの一部であると言われている。
「タービン発電機システムは、500kW~1200kW(およそ670~1,600軸馬力に相当)のスケーラブルな出力を備えた車載電源を提供することで、ロールス・ロイス・エレクトリカルの推進ポートフォリオを補完し、持続可能な航空燃料(SAF)での航続距離の延長を可能にします」そしてその後、水素燃焼によって利用可能になる」とRRは今週のパリ航空ショー中に発表された発表の中で述べた。
ロールスロイスは現在、1950年代後半にヘリコプター(ターボシャフト)エンジンとして開発されたM250の製造権を保有している。 同社は、最新プロジェクトのエンジンに適用された新技術により、小型ガスタービンの「効率の段階的な変化」が可能になったと述べた。 「タービン発電機は直列または並列のハイブリッド用途に使用できます」とRR氏は述べ、「バッテリーの充電だけでなく、電気推進ユニットに直接エネルギーを供給するのにも適しているため、航空機は飛行中に電源を切り替えることができます。」と付け加えた。
試験はドイツのベルリン近郊のダーレヴィッツにあるロールス・ロイスの試験施設で実施される。 テストには、「今後数か月以内に」持続可能な航空燃料SAFでエンジンを稼働させることも含まれる。 ドイツ経済・気候変動省は、ロールス・ロイス・プロジェクトに関わるタービン発電機ハイブリッド電気技術の研究開発に資金を提供している。